なぜDJ松永は愛おしいのか - 健全な中二病のような何か
Creepy Nutsが相変わらず面白い
今期深夜ラジオラインアップの中でも私の中で一押しCreepy Nuts。
1DJ1MCの音楽ユニット・・・がどういう意味かはよく分からないですが、
毎週オールナイトニッポン0を2回ずつ聴いて、Spotifyでアルバムをリピートするぐらいには好きです。
番組の魅力自体は前のブログでも書き綴っているので割愛するとして、番組レギュラー化4回を経て、二人の人となりが少しずつ見えてくる中で感じたことを書きたいと思います。
私と同じことを思う人がどれだけいるのか甚だ疑問ではありますが、最近思うのは、
DJ松永が愛おしい
ということ。
顔がかっこいい!とか声が素敵!といったアイドル的な話ではないのであしからず・・。
好きなラジオパーソナリティで言うと、オードリーの若林さんだったり、朝井リョウさんだったり、社会に対して斜に構えて考えを巡らせるタイプの方が好きで、その2人と仲がいいことを考えると松永さんにハマるのも必然ではあるのですが、その2人とはどこか違う。
愛おしいなんてなかなか使わない言葉ですが、前回の放送を聴いてふと思ったのです。なんだこの人かわいいな、というか守ってあげたくなるというか、憎めないというか。
人として応援したくなるというか。
なんとも形容しづらいのですが。
特技を披露するステージでまさかのリフティングを披露させられたり、リスナーにじゃない方認定されたりと、ラジオコミュニティにいい感じにいじられてる。
なぜだろう。
確かに、一回目の放送からぶっ飛んでる感丸出しだったり、DJなんていかつい感じの職業の割に、いじり耐性があってとっつきやすいっていうギャップがあったりなんかは分かりやすい愛され要素だけど、なぜ「愛おしい」という感情を生み出せるのだろう。
中二病的な真っ直ぐさと大人の客観
私なりの結論はこういうことじゃなかろうかと。
DJ松永には、中学生的な真っ直ぐさがある。かつ、それを正直表現することを厭わない。
自分が考えたこと、好きなこと、嫌いなこと、そういうものがはっきりしていてある種妄信的で(ユニクロとかね 笑)かつすごく正直に表現する人だなと。
カラオケで洋楽歌ってかっこいいと信じ切ってたとことか
スーツが正装だって貫いてるとことか
自分がいいと思ったことに対して真っ直ぐで、こんな表現は嫌がられそうですが、一生懸命なんだなと。
大半の人は、ほんとはかっこいいと思ってる黒いロングコートとか、ヒーロー映画とか、なり切って服着たりしてみたいんだけど、恥ずかしくて言えなくて、胸の奥にしまってる。
思春期の黒歴史、と呼ばれたりするけれど、そういう「ちょっと痛い」考えが社会に矯正される前の、自分の中の素直な感情なんだと思うんですよね。
DJ松永はそんな社会に矯正される前の感情をそのまま表現している感がある。
自分の中にも少なからず存在する曝け出せない部分を、素直に曝け出している、だから可愛いし応援したくなる、のかもしれない。
それにもちろん、「ただ中二病の痛い人」ということではなく、ちゃんと大人になる中で、何が社会に受け入れられて、何が受け入れられないのか、理解して客観視できる状態だから、中二的な感情を笑いに変えたり、一歩引いてみたりできるのだと思う。
自意識が強くて、社会と自分の関係を意識しながら生きてきてるという意味では若林さんと朝井さんと近いんだけど、松永さんにしかない真っ直ぐさがすこし違うと思わせるのかも。
こういう人が超常識人かつ頭の回転早すぎなR-指定と組んでるっていうのがまたいいバランスですね。
「じゃない方」が面白いラジオは面白い
特に松永さんが「じゃない方」だっていう認識はなかったけれど、先週のリスナーさんが言ってるのを聞いて確かに世間的な知名度で言ったらそうなのかもしれない、と気付いた次第です。
ただ、じゃない方が面白いラジオはどんどん面白くなっていくので今後も期待したいところ。
ところで最近童貞発言無いけど脱出したのかな。