Facebook の動画広告が気になりすぎる。FB依存歴10年を振り返る
祝10周年
2006年アメリカの大学留学時にFacebookを利用し始めて今年で10年。当時18歳、現在28歳、流行り廃りの激しいネットサービスにも関わらず、10年経って未だに毎日使ってるとは思いもよりませんでした。
日本では実名のハードルやら、mixiやらTwitterやらに押されている印象もありますが、それでもまだかなりの人が利用している印象です。
最近ではタイムラインに出てくる動画広告のクオリティがかなり上がっていて、2分くらいスクロールを止めて見てしまいます。
特に必ず観ちゃうのがこれ↓
観光資源が写真と可愛い文字と共に紹介されていて、旅行したい気分になります。
あと、これ↓
料理が出来ていくのを真上から撮るタイプのやつです。
もう、どんどん料理が出来ていくのを観るだけで幸せな気分になるんですよね…。実際作ってみるってことはそんなに無いんですけど、心に残る。
https://www.facebook.com/ishinocindy/posts/10154022153668408
動画がタイムラインで自動再生されるようになってからもう2年くらい経つかと思いますが、最初は正直、ああ、投稿された動画が動くのね、くらいに思ってたんですが。
広告と組み合わせた時に確かに、効果絶大な仕組みですよね。無意識にたくさんの情報をユーザーに流し込むことができる。
しかも、たくさんの個人情報を持ってますから趣味趣向もわかった上で動画を配信しているわけで、更にすごいのが、facebookは一つ一つの動画の閲覧時間もしっかり取っているんですよね。どこで離脱したのかも。
道理で料理動画が流れまくるわけですよ…。ちなみに男性上司はこの料理動画見たこと無いらしい。
そりゃはまるわ…。
常に新しいコミュニケーションを提供し続ける
2006年、Facebook登場当時は、まだ大学のメールアドレスでしか登録できない、クローズドなコミュニティでした。リアルコミュニティ内の連絡手段として必須のツール、という位置付けです。日本では匿名のmixiが主流でしたが、そのリアル版、といった感じ。
その後、Facebookはほんの少しの変更で大きなコミュニケーションの変化を生み出してきました。
私にとって印象的だった変更を思い起こしてみました。
・wall機能→個人への掲示板的機能。これで連絡手段としての位置を確固たるものに。
・newsfeed機能→Facebook上で行われた近しい人のやり取りを表示する機能。開くとまず表示される。自分のコミュニティの人がどんなやり取りをしているのか気になる。見続ける。依存へ。この機能は依存性を一気に高めたと思う。
・写真共有機能→newsfeedとどっちが先だったかは覚えてない。が、写真をアップできることで更にコミュニケーションの肝へ。入らないと写真が見れないわけですからね。
・timeline機能→自分のプロフィールが時系列に整理されて表示される。この機能の実装にはものすごい技術的ハードルがあったとか。もうライフログですよね。
・いいねボタン→それまではコメント機能でリアクションするしかなかったところを、いいね、というワンクリック機能を提供することで劇的にリアクションを可視化したところに価値がありました。定量的に、かつ簡便に評価できるようになったことで、「コンテンツの価値」の概念が登場。
・動画自動再生→個人ー個人のコミュニケーションだけじゃなく、企業ー個人のコミュニケーションが可能に。
いやぁ、印象的なものだけでも書き起こしてみるとすごい。
こうやって少しづつ変化しながら、新しいコミュニケーションの形を提供し続けているから私のように10年毎日アクセスするようなユーザーを維持できるわけですね。
10年間Facebook閲覧に使った時間を計算したら恐ろしい数字になりそうです。
これからはどんなコミュニケーションの形が生まれるんだろうか。
ちなみに、こんな動画広告もおすすめです。(なぜかリンク貼れない…)
・タカラトミーの人生ゲーム広告。電車内で泣いた…。
・スターフライヤーの360度動画広告。携帯の動きに応じて動画の中の視界が動く!
書いてるうちにFacebookの宣伝みたいになりましたが、これからも進化が楽しみです。