コンサルタントは実際どんだけ働いてるのか。長時間労働は恥ずかしいと思う今日このごろ
寝る時間もない?
コンサルタントだと言うと、よく「長時間労働なんでしょ?」と心配されます。
新卒採用のお手伝いでプレゼンなんかやっても、「激務ですか?」は鉄板の質問です。何回かプレゼンする説明会の場では、あまりに聞かれるので、1日の時間割を紙に書いて貼り出してたほど。
一応、聞かれた際には今所属しているプロジェクト前提で答えてますが、これはファームによっても、プロジェクトによっても、かなりばらつきがあるんだと思います。
世間で言われてるような、3日完徹、みたいな勤務時間かますファームもありますし、実際にそれをやってた人も知ってます。 ただ一つ言えるのは、私にはそんな生活はできない。ということです。
昔から遊びでさえ朝4時が限界だった私にとって、ちゃんと頭使おうと思ったら許される時間はそんなに長くありません。もう少し基礎体力があればそういう選択肢もあったのかな…。
というわけで、実情の話
私はここ1年くらい、平均で夜8、9時くらいには帰ってます。ちょいちょい(2週に1度くらい)終電間近になるくらい。土日出勤は基本無し。 1番辛かったプロジェクト(まさかの最初に配属されたプロジェクトが最初から炎上してるっていう鬼仕様)では朝7時〜23時くらいまでやってましたが、今考えると時間の長さにしては大した価値出せてなかったな…。
正直、コンサルタントという仕事に対して激務というイメージを持っていたので、拍子抜けする部分はありましたが、やることちゃんとできてれば問題ないので、こうやってブログも書けるし、ラジオも聞ける。ありがたいです。
激務、の基準は人によって違うにせよ、これくらいなら心配しなくても大丈夫かな、と思ってもらえたら幸いです。
生産性のお話
そういえば、うちの会社では、特に難しい仕事に入る前に受けるトレーニングがあります。
その中で繰り返し言われるのが、
生産性は作った資料やこなしたタスクの数が多ければ多いほど良いわけじゃない
ということです。
じゃあ、なにで測るのか。
生産性=目的の達成度合い÷かけた時間 であると。
両者は似ているようで違います。
たとえば、プロジェクトオーナーに会議の中で投資判断を求めるための資料なのに、算出根拠だの前提だの長々と並びたてる立派な資料を作ってしまったとしたら。
恐らく、その資料は使われない、もしくは、ちょろっとリファレンス程度に使われることでしょう。
作成した資料の量もクオリティも高いかもしれません。ただ目的を達成するために前進したか、という観点でみると、進捗はゼロです。よって生産性も低い。
逆に言えば、目的さえ達成できれば、時間をかける必要もない。時にパワーポイントで資料をがっつり作るよりも、紙に書いて議論したほうが生産性は高いケースなんか、いくらでもあります。
世の激務なコンサルタント(かくいう私もプロジェクトによってはいつ激務になるか分からないのだけど…)は大変優秀な人が多いので、彼らの生産性でも激務になるとはどんな無理難題なのだろうか、と震える次第です。
たまに、長時間労働してるってなんかかっこいいよね、と勘違いして忙しいアピールしてくる人がいたりしますが、不要な激務は避けたいですね…!