女性コンサルタントの頭ん中

業務コンサル会社に勤めて3年目 日々考えたことを書いてく

自分を安売りすることの恐怖

お金を払うこと、もらうことの意味を考える

 

このブログを読んで激しく共感。

 

不思議なことに、

払ったお金の分だけ大事に使うんですよね、人って。

どんなに高級なものでも、タダで手に入れられたら平気で無下に扱ってしまう。無駄にしてしまう。

 

うちの会社では、自己研鑽費制度で本や研修費用を会社に請求できるんですが、あえて申請しない、という上司がいました。

自腹切らないと必死に読もうと思えないから、だそうで。

その時は、「えー、もったいない」程度に思っていたんです。

 

普段私たちのプロジェクトでは2社間で、何にコミットするのか、どんなことをどんなプロセスで行うのか、それに対していくら払うのか合意し、デリバリーをします。

が、あるプロジェクトで諸事情により、私たちにお金を払ってくれるのはA社だけど、プロジェクトの主体はB社とC社、という状況で仕事をすることになりました。

ちなみにABCは資本関係があるわけではありません。

普段のプロジェクトであれば、お客様もコンサルに高いフィー払ってるので、結果を出すために必死で考えるし、どうやってフィー分使い倒すか(別にネガティヴな意味ではなく)考えて、一緒に検討を進めてくださいます。

 

しかし、このプロジェクトでは全く違う展開になりました。

 

「自分たち(BC社)で考えたい、おたくの考えは一応聞くが、あくまで自分たちの意向優先、議事進行や記録をメインにやってくれ」といった姿勢を示されました。

 

お金を払わなくていいから使い倒そうとも別に思わない

「お金が発生するぐらいなら必要無い」

と思っていたのでしょう。

当然、そんな中うまく価値が出せるはずもなく、(気付いたら2社で方針が決まっている、情報が十分に共有されない、など、さすがに無理…)A社が払ってくれたフィー分の成果をあげることはできませんでした。

 

必要だと思うからこそお金を払うし、必要だと思うからこそ価値を見出すことができる。

 

サービスを受けるためにお金を払う、というのは、お互いを大事にするためにも必要なんだ、と初めて気付くことになりました。

身近なところで言えば、本気で何かしたい、身に着けたい、と思うならちゃんと自腹で投資すること。

意外に大事なのです。