女性コンサルタントの頭ん中

業務コンサル会社に勤めて3年目 日々考えたことを書いてく

上司と彼氏には期待し過ぎてはいけない

期待しても大抵は裏切られるもの

今日の出来事。

プロジェクトチーム3人でいつも通りタスクをさばいていました。

今のチームは、40才間近、趣味はマラソン、家族大好きで武闘派なPM、秀才若手男性コンサル、と私、の3人チームです。

仲もいいし、コミュニケーションの取り方も悪くない、お互いを補完し合えるなかなかいいチームだと(少なくとも私は)思っています。

今のプロジェクトでは複数の類似案件をいくつか提案しており、役割分担をきっちり決める通常のやり方とは異なり、かなり流動的にそれぞれの役割を決める動き方をしていました。基本はPMが相談を受け、タスクを割り振り、お客様との窓口になる、という方式です。

 

ところが、最近ちょっとPMにタスク寄りすぎてるなーと感じていました。

 

キャパ的に少し余裕があって、かつ、「できるか、できないか」ぎりぎりのチャレンジと呼べる仕事が少ない。

 

敏腕PMだとこの辺すぐ感じ取って、「この仕事やってみる?」と役割分担の調整が入ります。本来なら、メンバーの育成も鑑みチームの役割分担を考えるのはPMの仕事。

 

ただ、今のPMは人に任せて回すタイプというよりは、どちらかというと自分で手を動かしたいタイプ、このままだとタスクのアンバランスは続きそう、それに恐らくメンバー2人の消化不良状態には気付けていない。

多分、これは役割分担の見直しは期待できなさそうだ、と・・・。

 

「察してちゃん」は通用しない

「上司がやるべき仕事をやってくれない」「こうしたほうがいいと思うのに、全然動いてくれない」といった不満はよくある不満かと思います。

私も、前職の会社を辞めた大きな理由の一つが、上司と合わなかった、全く優秀だと思えなかった、ということでした。

上司に限らず、身近な先輩なんかでも、「これくらいできて当然じゃない?」と思うようなことができなかったりすることもあるかと思います。

本当に上司が無能で悩んでる方も多いかもしれません。

ただ、上司に期待しすぎている可能性もあると思うんです。

ある先輩の言葉ですが、

「上司に期待しすぎてしまうと、できないことが気になってしまう。かつ、なんでできないんだ、出来て当然でしょ、というマインドになってしまう。上司だからって完璧なわけじゃない。こうしませんか、って提案すれば、受け入れてくれることのほうが多いものだよ」

「かつ、この傾向はなぜか女性コンサルに多いと思う(俺調べ)」

とのことでした。

この現象が女性に多いのかどうかは検証しようがないので一度置いておくとして、これを聞いたときは、なるほど、そういう考えもあったか。と。

「上司」という肩書きが過度な期待を生み出している可能性もある。

 

これって、彼氏に期待しすぎる現象とどこか似ているな、と。

「寂しいときは察知して、会いに来てくれるはず」「プレゼントは私の欲しいものを分かってくれているはず」・・・みたいな。

いわば「察してちゃん」。

察してちゃんの期待にこたえられるならスーパー彼氏ですが、大体は

「え、そんなの気付かないよ、一言も言ってなかったじゃん」的な展開になることが予想されます。

どちらも大変不幸・・・。

解決策は主に2パターン

①特に期待しない

②ちゃんとこうしてほしい、と理由とともに伝える

このどちらかをすれば、大変な不幸な状態は避けれると思うのです。

 

彼氏・恋愛→上司・仕事に置き変えても、大体同じ話で、①か②をすることで大分ストレスがたまりにくくなるのでは、と今は考えています。

とはいえ、元来の察してチャンである私にはなかなか難しいんですけど。

 

察してチャン脱出すべくPMに提案してみた

前述の話に戻りますが、察してチャンを脱出すべく、PMに期待する代わりに、自分からこうしませんか、と提案してみました。

私「提案なんですが」

PM「なに?」

私「今はxxさんが中心で全案件回してますけど、案件ごとにオーナー決めませんか、大分私たちのプレゼンスもお客さんに見えづらくなってるし、まだメンバー2人ともキャパもありますし」

PM「おお、よかれと思って俺が中心でやってたけど、そんな風に思ってたのか。いいんじゃない、言ってくれてありがとう。」

 

おお、うまくいくものだな。 

というわけで、明日からは少しチャレンジも増えそうです。

こういう発言をむしろありがたいと思ってもらえる人と働けるのはラッキーですね。

 

「こうしてほしい」という過度な期待は不幸になりがち、「こうしませんか」って一緒に作る気持ち、大事にしようと思います。