女性コンサルタントの頭ん中

業務コンサル会社に勤めて3年目 日々考えたことを書いてく

久々に好きなテレビ番組が現れた。「ご本、出しときますね 」

テレ東の番組「ご本、出しときますね」がツボすぎる

video.tv-tokyo.co.jp

 

退職が近づいてきたこともあり、時間に余裕ができてきました。

平日に自由な時間ができても、どう活用すればいいのかいまいちわかんないので、TLに流れてきたリンクを何気なくクリックして初のネットTV視聴。

テレ東の片隅で放送されている「ご本、出しときますね」。

オードリー若林さんが作家さんを招いてトークする番組なんですが、これがまあ、面白い。というか、初回のゲストは西加奈子さんと朝井リョウさんなので、朝井リョウ加藤千恵オールナイトリスナーにとっては期待通りと言えば期待通り。

朝井さんのトークは相変わらず斜に構えまくってるし、2人の言葉のチョイスが素晴らしい。若林さんはそんな2人を引き立てるように、一般人の目線に立って話引き出してるし。

Akann、annkw リスナーとしてはたまらない。

そして久々に朝井さんが話すのを聞いて、朝井ロスだったんだなぁと気付きました 笑

 

今回の放送で心に残った言葉と思ったことを少し。

 

「市場価値を見失いたくない」

まず朝井さんが言ってたコレ。

実売数を把握しないと自分の作品の市場価値がわからないから、わざわざフェルミ推定で計算するとのこと。

市場価値に対するシビアな考え方とか、必死にならなければ小説家として認められない、という、危機感あるいはネガティブ思考というか、そういうところに惹かれます。

常に不安を抱えていて、その不安を払拭するために評価を気にして、期待に応えるように振舞う、そんなところが自分と共通するなと。

コンサルタントという職業柄、「常に自分の価値は何か?」という問いに答えなければならないですしね…。

 

「今日分かってもらおうとすると口げんかになる」

次に響いたのがコレ。

若林さんが言ってましたが、相手が自分の言ったことを理解して、日々の行動を変えるに至るまで、全て今日達成しようとすると、どうしてもけんかになってしまう、と。

だから今日分かってもらえなくてもいい、いつか分かるかもしれない、と思って相手に伝える、という話。

これには全力でうなづくしかない。

私もついつい、「これ伝えたい、これやったほうがいい」という気持ちが強すぎて、相手に対して独りよがりな言い方をしてしまうことが多々あります。

でも相手からしてみたら、なんでこういうことを言うんだろう、自分はこう思っているのに、と思うのが普通ですよね。

経験も状況も一人一人違う。人に言われてすぐ納得できることなんて、世の中そうそう無い。

最近になってやっと、若林さんが言っていたような、種まき、という考え方ができるようになってきました。

分かってもらえるように伝える、でも分かるかどうかは本人次第だから、いつかわかってくれればいい。

そう思って相手に伝えるようにしたら、少し優しくなれました。

 

 

この番組、今はラジオの延長みたいな感じだけど、若林さんの立ち位置とか少しずつ変わってくるんだろうな、とか、テレビだからこそできる演出が加わっていくのかな、とか、いやいや、むしろラジオに寄せる方に振り切るのかな、とか、想像すると発展の仕方がいろいろあって、今後どうなっていくのか楽しみです。

 

来週へ続く!

 

コンサルタントが会社を滅ぼすのはマジか

delete-all.hatenablog.com

尊敬するブロガーさん、フミコフミオさんがコンサルタントとの接触経験を書いておられました。

それにしてもフミオさんの文章はほんとに面白い…どうやったらこの人みたいなウィットに富んだ文章を書けるのか…。

フミオさんの記事は私にとってちょっと小腹が空いた時につまむチョコ…bitsみたいな存在です。

無かったら死ぬわけじゃないけど、確実に生活を豊かにしてくれる的な。日々のストレスから救って頂いております。

 

さて、今回のフミオさんの記事は、大して実績もないくせに、その会社に合わない規模の提案をして、一方的に策を押し付け、最終的に社長のアメーバピグを作る、という素晴らしい働きをしたコンサルタントのお話なのですが、この記事について思うことを。

悲しいかな、大なり小なりこういう話はどこにでもあるんですよね…。

世間に少なからずコンサルタントに対する懐疑の目があるのは、こういう仕事をしてしまうコンサルタントがいるからであって。

もちろん、こういう仕事をする人しかいないなら、当の昔にコンサル業なんて無くなってるはずなので、ちゃんとお客様が成果を挙げられるように、苦心しているコンサルタントもいるんですけど。

なんでこういう不毛な話が起こるのかとちょっと単純化して考えてみました。

フミオさんの記事に対してマジレスするのはなんだかルール違反な気もしますが、彼の記事はあくまできっかけということで…。

 

お客様の会社を変えられるのは(最終的には)お客様だけ

元も子もないこと言ってる気がするんですけど、ホントこれ。

そんなこと言ったらコンサルタントなんていらないじゃん、となってしまいそうですが、そういうことではなく。

  

雇う側としてーコンサルタントは使いこなすもの

別にこき使え、って話じゃないです。私が辛いです。笑

何を言ってるかというと、雇う側の会社自身が、現状を変えたいと思っていること、そしてそのためにはなにが足りないからコンサルタントを雇うのか、朧げにでも分かっていることが大事なんです。

いや、変えたいから雇うんじゃん、と思うかもしれないけれど、ここの動機が曖昧なことはよくあります。フミオさんの会社の社長だって、なんとなくホームページリニューアルした方がいい気がする、程度の動機です。

ビジネス本と同じように、コンサルタントだって魔法の箱じゃない。開ければ自動的にうまくいく、なんてことはあり得ない。(高いお金要求されるのでそう思うのは分かるんですけど…ね…開けてもほんとになにも入っていない、フミオさんが遭遇したようなコンサルタントは論外としても)

物事変えるっていうのは、そこそこパワーがかかるものなんです。

他のことに使えるパワーをかけてでも、やる必要あるのかって、ほんと大事な問い。

最初に全て分かっていなくても、一緒に考えることが大事です。なんで現状を変えなきゃいけないのか、自分たちだけでできないのはなにか、それはなぜなのか。

コンサルタントは考えたり行動する手助けはできても、会社の一員として行動することはできません。それができるのは使う側の会社だけです。

コンサルタント雇って仮に良い提案を受けても、社員が受け取め切れずやり切れない、ということは往々にしてあります。一因には、あまりに受け身で、結局自分たち自身なにが問題なのか、今行動しないといけないのか、納得できてないケースも多い気がしています。

 

雇われる側としてー本当にお客様が行動できるように考える

一方で、コンサルタントの方も、お客様の会社を変えられるのは結局お客様だけだ、ということを忘れて、一方的に上から自分の知識を押し付ける、ということは多々見られます。

これが正しいはずだ、こんな綺麗な分析した、そんなのどうでもいいんです。

お客様がやり遂げられることじゃないと意味無いんです、ほんと。

いかにお客様自身が意義を感じて、最後までやり遂げたいと思えるような施策を、一緒に考えることができるか、これ本当に大事。そしてすごく難しい。

お客様は一人一人違う。お客様よりもお客様のことを知り、納得して進められる状況を作ること、多少効率的じゃなくても、ベストな策じゃなくても、ピカピカだけど進められない施策ではなく、お客様がやり遂げたいと思えるような状態を作る。

そのマインドが大事なんだと、思っています。

思いがあってもうまくいかないことの方が多いですけど、少なくても、本質的に役にたちたいと思うコンサルタントが1人でも増えるといいなと思います。

 

後藤真希の新加入を思い出すー変化の必然性と安定の幻想

今週のお題「印象に残っている新人」

このお題で真っ先に思い浮かんだのは、会社の後輩でもなく、部活の新人でもなく、モーニング娘。に加入した頃の後藤真希でした。

2000年頃ですからもう15年

以上前になるんですね…懐かしい。なぜ今更思い出したのかはわかりません。

ともかく、ASAYAN視聴者としては、同番組から生まれたモーニング娘。に課せられる様々な試練を、番組を通して観てきたわけですが、殊更後藤真希の加入は印象的でした。

13歳とは思えない大人っぽいルックスと抜群の存在感。

ああ、華があるってこういうことか、と思ったのを覚えています。

それこそ、1人でグループの運命を変えてしまうような雰囲気がありました。

実際、彼女の加入を機に、LOVEマシーンやら恋愛レボリューション21やら、まさしくモーニング娘。の黄金期に入っていくわけなので、本当にグループを国民的人気アイドルに押し上げたと言っても過言ではないかもしれません。

 

変化が起こることの怖さと安定の幻想

ただ、彼女の新加入が印象に残っているのは、彼女自身の存在感故以上に、その周囲の心境が如何なるものだったのか、そこには強烈な葛藤や焦燥感があったんじゃないかと、想像するからでもあります。

その頃センターを務めていた安倍なつみや、初期メンバーの飯田圭織はどんな気持ちで彼女を迎え入れたんだろう、と。

私だったら、きっと、すごく怖いと思う。

今まで努力してグループ内の立ち位置を一生懸命作り上げて、やっとお客さんに見てもらえるようになった、グループとしての形が見えてきた中で、ぽんっと一気にバランスが崩れる存在が放り込まれる。

センター奪われてしまうかもしれない。お客さんの目が離れてしまうかもしれない。

それまでもモーニング娘。はCD5万枚売れ、とか、そういうグループで乗り越える試練はいくつか経験してましたが、一人一人の「変化」に対する耐性を試すような新人加入に、既存メンバーに感情移入して危機感を覚えたのは新鮮でした。

その時、まだ中学生くらいだったかもしれませんが、どんなに守ったって、変わらないって保証されているものなんてないんだ、と思ったのを覚えています。

つんくさんが敢えてそうやってモーニング娘。に常に変化を与えることによって、グループが進化し続けられるように仕向けていたのだということも、今となっては理解できます。

 

特に芸能界のような移り変わりの激しいビジネスの中で、よっぽど定着していない限り、「変わらない」ということは、現状維持よりは後退に近くて、怖くても変化と向き合って新しい価値を提供し続けることだけが、前進と言えるんだろうと。

 

仕事も同じかな、と最近思うのです。

個人主義の時代、安定した職業について、定年まで働いて、年金をもらって、という何十年間にわたって培われてきた、「変わらないことが安定であり、普通である、という常識」が変わってきていると。

矛盾か皮肉か、変われないことで競争力を失い、安定を提供できなくなっている日本の企業は増えています。

芸能界ほどではないにしろ、変化と少しずつ向き合って、最善を自ら選ぶことが必要なのかもしれない。例え怖くても。

今が続く保証なんて、あるようでないのだから。

アルコ&ピースのオールナイトニッポンは最高のラジオ番組だと思う

ありがとう、アルピーann(シリーズ)

3/24の放送を聴き直して3回目。

内容はいつも通りのコーナーとアーティストの乱。ほんとに終わるのかな?と半分信じられない気持ちで聴きながら、何度も「最後」と言い聞かせるように口にする平子さんも、もしかしたら同じ気持ちなのかな、と思いました。

 

私がこの番組を聴き始めたのは一部の時。知名度的にはオールナイトのラインナップにのるレベルではないのに、どうやら面白さで認められて一部昇格したらしい、と聞いて聴いてみたのが始まりでした。

それまで、ラジオって、「そのパーソナリティが元々好きで、その人が話すのを聴きたいから聴くもの」と思っていたから、ラジオでの実力を認められるってどういうことなんだろう、と興味を持ったのだと思います。

 

最初に聴いた感想は「よく分からない…」笑

 

どの回だったかは正直忘れたけれど、ほんと、よく分からなかった。笑

だけど、これだけリスナーさんとの生きたやり取りを大事にする、かつラジオドラマのようなストーリーもある、不思議なラジオの形もあるんだな、っていうのが新鮮な驚きだったのと、平子さんと酒井さんの声が心地よくて、もう一回聴いてみよかなーと。

それから何回か聴いてみるうちに、だんだん、なにこれおもしろすぎる、と。2人の世界観を理解してからはどんどんハマっていって、空き時間があればひたすら過去回を聴き返してました。

その頃ちょうど転職した頃で、仕事がなかなかうまくいかなくてずっと気を張ってたんですけど、ラジオを聴いてる時は気持ちが楽になったんですよね。

どんなに気分が沈んでても、ラジオを聴けばアルピーもリスナーも全力で笑わせてくれるから、ラジオ聴いて気持ちを支えてた。

この番組を聴く、というルーティーンに助けられてた。

 

ラジオだからできること、ラジオでしかできないこと。

ゲスト呼んでおきながら、フリートークほとんどせずに音だけでドラマ作っちゃったり。ゴージャスとかHGさんの回好きすぎる。

もう毎回、どうやったらこの企画思い浮かぶの?って思うような世界観ぶつけてくるし。ルーズベルトゲームってなに 笑 

それに真正面から応えていくガチ優秀な職人リスナーさんたち。

乗っかって乗っかってのパターンがうまく呼応すると、なんだかわからないけどたまんない爽快感があって、すごく心地いい。電車の中、歩行中、何度となくにやけてた。オポッサムとかたまんなかった…。

スタッフさんたちとアルピーの2人が全力で投げてくる球をリスナーが打ってみたり、スカしてみたり、投げ返してみたり、そのやり取りを見て楽しんでるたくさんのリスナーがいる。

必ずしもうまく番組がまとまるとも限らないから、たまに糞回生み出したりして 笑

それはとても暖かくて、楽しくて。

深夜の2時間、世界の片隅の小さな空き地に、毎週欠かさずたくさんの家族のみんなが集まってくる、そんな番組だった。

大切な時間は2度も奪われそうになったけど、守ってくれたたくさんの人がいた。今回は本当になくなってしまうけど、きっと、リスナーみんなの中にずっと残っていく番組なんだろうな、と思います。

 

キマグレンだああああ、からのLIFE流れて泣きそうになって

 

いつも通りのコーナーに、笑いつつも悲しくなって

 

肝心のアーティストの乱はまさかの糞回で 笑

 

出待ちの写真見て、いつもは姿も見えないリスナーさんたちが、確かにそこにいることが嬉しくて(出待ち行きたかった…!)

 

大事すぎて。伝えきれないなら、文章にするべきなのか迷ったけど、最高の番組があったことを忘れないように、後からでも少しでも聴いて知ってくれる人が増えるように。

僕らはもう、ひとりじゃない。ありがとう!

 

これからも、何卒!

ショーンK氏詐称の件は世の中の歪んだ価値観を表してると思う

世紀の大詐称

www.excite.co.jp

ショーンK氏の詐称が話題になっている。

経歴の一行一行、ほとんどが嘘であることが明らかになるだけならまだしも、ハーフ顔すら偽物というのだから驚き。

(今年のセンテンススプリング砲の恐ろしさたるや…)

確かに、「天はこの人に何物与えるんだろう…」と思った記憶はあるけども、それがまさか天の預かり知らぬところで全て作られていたとは。

彼はメインの肩書きとして経営コンサルタントを名乗っていました。一応コンサルタントという職業に身を置くものとして、今回の詐称が世間に「コンサルは信用ならない」というイメージを一層植えつけるのでは、という不安はあります。

ただでさえ実態を示しづらい(資格などで証明できない)職業な上に、外部から来て偉そう、といったネガティブイメージがある中で、なかなかの打撃です。

結局、コンサルタントなんて、名乗ってしまえば誰でもなれるので、(お金をもらえるかは別として)実績や能力で信じてもらうしかないんですよね。

一応、真面目にお客様の役に立とうと必死に働き、お金をもらっているコンサルタントが世の中にはたくさんいることを慮っていただけると幸いです…。

 

まぁ、ただ、そうは言いながらも、今回の事件、個人的にはタレントとしてのショーン氏は支持したいと思っています。

もちろん嘘はいけません、彼がやったことは誠意に欠ける、本来ならやるべきではない。

ただ、彼は「ショーンK」という人格を(顔まで変えて)作りあげ、世間が求めている振る舞い、コメント、考え方を理解し、演じきって、確かに支持を得ていたのです。

人が求めるものを与えられればそれは仕事として成り立っている状態、と言えるはず。

それでも過剰に反応する人は、むしろ自分たちの価値観を見直す必要があるんじゃないかと。

 

(改めて)明らかになった歪んだ価値観

今回の事件、結局過剰に反応する人たちがどんな価値観を持っているかというと、このへんかな、と思っています。

1.人は見た目が9割

2.何をしてるかよりどこにいたかが評価される

3.「頭いい人」が言うことは正しい、という思考停止

読んだままなので説明も要らないかと思いますが…。

同じことを言っていても、若い女性が言うのと中堅男性が言うのとだと反応が違ったり、

その子がその場所で何をしたか、何を残したか、ではなく、どこの学校出てるか、どの大企業に勤めてるか、で近所の子供を評価したり、

経歴すごい人が言うことだから正しいと思ってたのにだまされた、的な筋違いな批判をしたり(こういう人はメディアが言うことを鵜呑みにして、自分の頭使って考えようなんて思いもしないんだろう…)

 

この機に、ショーンK氏の去就だけじゃなく、こういう理にかなっていない考え方を見直す動きになればいいのに。

 

ちょっと吐き捨てるようだけど。

いろんな角度から語りつくされている件ではあるけども。

どうしても考えを記しておきたかったので。

女子だけどiPhone6 Plusを選んで良かった3つの理由

iPhone6S Plus買ったら世界が変わった

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ちょっと大袈裟ですが。

大きな画面の携帯買うのって迷いますよね。

特に手が小さい女性にとっては、大きな画面だと扱いづらい印象があると思います。

6にしようかなー6plusにしようかなー?そんな迷っている女性がいたら全力で伝えたい。

絶対Plusのほうがいいよ!!

いや、絶対なんてないのは分かってるんですけど。

私の場合は本当にplusにしてよかったと思っています。

専門的な操作性だの、技術的要素だのは別にして、一般ユーザーとして、こんなとこが良かった、という話をすることで少しでもplus使いの方が増えればいいなーという。

私がここ半年で実際に使ってみて実感したメリットを語ろうと思います。

 

1.webページの閲覧に耐えうる、かつ電子書籍まで携帯で十分

一番はこれです。

iphone5S時代には、さすがにweb上の文章を携帯で読むのは辛かったです。なのでスマホ向けアプリを提供している媒体しか楽しめなかった。eメールも同様。

iPhone5Sでも読めるは読めるんですけど、画面が小さすぎ、文字を適正なサイズに合わせると、一度に目に入ってくる情報が少なすぎるため、読むときにストレスを感じたんだと思います。

例えるなら、200ページぐらいの本を、1ページの中身をスカスカにしてページ数を1000ページに増やしてるみたいなものでしょうか。

その点、Plusのサイズだと、webページを表示したときにギリギリ心地よい文章量で表示してくれるんです。パソコンよりは少ないけれど、ストレスを感じるまでではない。ぎりぎり片手で持てる大きさを保ちながら適切な情報量を表示できるところはすごいです。

ストレスが少ないので携帯を使った情報収集を前より頻繁にやるようになりました。仕事にも好循環。

個人的にさらに驚きだったのは、kindleアプリを落として試しに電子書籍を読んでみたら、これが結構快適で。「電子書籍タブレットで読むもの」となんとなく思っていたのですが、Plusだと無理なく読めます。

持ち歩きもタブレットに比べると楽なので、これは衝撃。最近読書熱がまた沸いてきたのはこの手軽さを発見したからだったりします。店頭でも試せると思うので、web閲覧と電子書籍はぜひ使い心地を確認してほしいところです。

 

2.画面を見ながら人と話をするのが圧倒的に捗る

携帯の画面をシェアして友人と話をすることってあると思うんですけど、その時の使い心地は圧倒的にいいです。

動画を見せ合ったり、FBの投稿を見せたり。2人で画面を覗き込んでみても無理がないし、ズームする必要もない。

ちょっと専門的な使い方になってしまいますが、個人的にこれを実感したのが、Fluid UIというプロトタイピングツールiphone上で動かすときに、3人くらいが会議の場で覗き込んでも無理が無かった時です。

これが6だったら小さすぎて順番に見ることになっていたように思います。

動画もある程度画面から距離を取っても無理なく見れるので、よりテレビに近い使い方ができると思います。

 

3.実は6にしても操作のしやすさは大して変わらない

とはいえ、やはり片手操作できない、というのは最初結構不便に感じた場面もありました。というより、私の場合は不便に感じたシーンはほぼ一択で、電車の中で立っているとき、つまり片手はつり革で埋まってしまっているため片手しか操作に使えないときです。

それ以外のときは実は両手を使うことに無理があるシーンってあんまりなくて、慣れてしまえばこの不便さを感じることってあんまりないんですよね。

そしてなにより、6にしようが6plusにしようが、手が小さめな女子にとっては片手操作に無理がある点は実は変わらないので(私の店頭操作調べ)どうせ片手操作ができないなら6も6plusも変わりません。

先述のメリットを鑑みると、このデメリットは結構許容範囲です。

電話とメッセージにしか使いません、と言い切れる場合は軽くて操作しやすいモデルを選んだほうがいいとは思いますが。

 

以上、少し暇な3連休、読書に明け暮れている中で6Plusの恩恵を感じたため綴ってみました。

私も相当迷った覚えがありますが、変えて良かったと心から思います。

おすすめのビジネス本5選、と「ビジネス本読んでも意味が無い」とか言っちゃう人へ

「ビジネス本読んでもなんの役にも立たないから私は読まない」

こういうことを言う人って結構います。

私自身はビジネス本たくさん読みますし、意味が無いと思ったことはありません。

だから個人的にはこういう意見を聞くとちょっと戦いたくなります。

「私はこういう本を読んでこういう風に役に立ったよ」とか実例出して反論していた時期もありました。

まぁ、大抵は響かない。しかも、自分で「ビジネス本は役に立たない」と思っているだけならまだしも、ビジネス本読んでる人に対して、さながら「まだビジネス本で消耗してるの?」とでも言いたいかのような態度を取ってくる人もいます。

(関係ないけど、この~消耗してるの?ってフレーズはすごくキャッチー)

今はこういう人に出会ったときには特に反論しないようにしています。

なぜなら、そういう人はやっぱり、ビジネス本は読まない方がいいと思うからです。

 

ビジネス本の読み方

ビジネス本っていうのは大抵だれかの経験により導きだされた、一つのDo's and Don'tsの形が言語化されたものです。まずその性質を理解するとこから始まると思うんです。

何を言ってるかというと、本に書いてあることはあくまで一つの方法論であって、現実はもちろん状況によって異なる。当たり前なんですけど。そして文章は文章であって、魔法ではないので、読んだらそれだけで筆者と同じような経験ができる、なんてことはありません。

なので、本当にビジネス本を役立てようと思うなら、①文章にこめられた筆者なりの方法論を読み解いて、②どうやったら自分の状況に活かせるのか?自分の頭で考え、③実際にビジネスの場で試してみる、というステップを意識的に実践しなきゃいけないと思うんです。

「ビジネス本になんか意味が無い」って言ってる人は二通りだと思っていて。

・なんとなく知識を仕入れたい、なんか役に立ちそう、みたいな感じで読んでる人(魔法を期待してる人)

・大体の本は読みつくしたor今の経験が充実しすぎていて本を読んでる暇がない人

圧倒的に前者が多いと思います。

世の中のいろんなすごい人のナレッジや経験を、その人を知らずして得られるなんて、やっぱりビジネス本っていいものだな、と思うんですけど、魔法を期待する人に薦めてもがっかりするだけだと思い至った次第です。

 

コンサル基礎力をつけるのにおすすめのビジネス本

私自身は、特にコンサルに転職してすぐ、足りないスキルや経験を補填するために、藁にもすがる思いでビジネス本を読み漁りました。

その時は即効性がある、スキル重視の本を主に読みました。それこそ、必死。自分が入ったコンサルティングという世界を説明してくれるような、辞書のような説明書のような本を探していました。

辛い時期を乗り越え、なんとか大体のことは一人でできるようになってからは、すごい人の経験を追体験したり、より抽象的な考え方の言語化にせまる系の本を読むようになりました。やっぱり、そのときに必要としているものに合致する本を読みたくなりますし、逆にそれ以外の本は無理して読もうとしても読めないものです。

その中で特に私に行動レベルで影響を与えた本が何冊かあります。

 

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

 

 まずこれ。

論理的思考、ってなにそれおいしいの?状態だった私に、論理的とはなにか、私の今の思考の論理性の欠如はどのあたりにあるのか、を手取り足取り教えてくれた本です。

この本が無かったら「論理」という言葉を理解できなかった。ヘレンケラーが水を認識したときのような…(大袈裟)とにかく、タイトルはプレゼンテーションとなってますが、論理的思考の何たるかを教えてくれました。

 

 

論点思考

論点思考

 

これまた初期に読んで感銘を受けた本。「論点」という言葉はこの仕事をやってるとよく出てくる言葉で、でも、何なのか説明されても捉えどころがなくて、私にとってはすごく理解しづらかった。実例も交えてすごく丁寧に言語化されている本だと思います。

 

 まさに本のタイトルそのまま。笑 私は人前に出てプレゼンしたり、前面に出て話をするのが苦手です。失敗したらどうしよう、間違ったこと言っちゃったらどうしよう、そんな気持ちが出すぎて、自信が無いように聞こえてしまったり、内容が飛んでしまったりします。一度お客様とのキックオフでプレゼン内容がすべて飛んで、15分間くらい、意味が無いことを話し続けてしまったことがあります。(悪夢)そんな傷心な時に読んだのがこれです。この本から得たノウハウはいまだに実践しています。

 

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

 

 言わずと知れたちきりんさんの著書。コンサルになった当初は本当に、自分の頭を使う、という作業に慣れていなかったように思います。すごく実践的に頭の使い方を教えてくれる本です。まず、世の中を見るときに頭を使っていなかったんだな、と気付かされることから始まりました。そりゃ仕事でもイマイチなわけだ。

この本を読んですぐにデータ分析をする仕事があったのですが、この本を読んで意味のあるデータの見せ方を考えていなかったら、もっと苦戦していたと思います。

 

番外編:ストーリーとしてすばらしい本

 最近読んだ本になるので基礎力とは違うんですが、この本がすごく面白かったので備忘録代わりに記しておきます。iモードの開発ストーリー。何が面白いって失敗経験やその状況を打破するための苦労が生生しく記されている。そしてまぁ、成功ストーリーなので気持ちいい、という部分もあります。笑

マッキンゼーコンサルタントが結構激しくdisられているので、まがりなりともコンサルという職業に身を置くものとしては心苦しい点もあるんですけど。責任を持てる立場のプロパーと、持てない立場のコンサルの間での役割のジレンマや、新規事業開発では市場の声が正解であって、その声を正しく捉えることがいかに難しいか気付かされます。

iモード事件 (角川文庫)

iモード事件 (角川文庫)

 

 

職を変えたりライフステージが変わったらまた興味がある本というのは変わっていくのだと思います。そのたびに良書との出会いがあり、たくさんの気付きがある。

そういう繰り返しを大事にしたいと思います。