女性コンサルタントの頭ん中

業務コンサル会社に勤めて3年目 日々考えたことを書いてく

深夜ラジオリスナーが観るべきテレビ番組ー超オススメ3選

深夜ラジオリスナーがテレビに目を向けた年末年始

私、このブログにも書いている通り、深夜ラジオリスナー歴約8年。

普段はテレビをつけず基本ラジオを聴いて過ごしています。

テレビを観るときは大体DAZN

テレビといえば出演者は空気を読みまくり、話題の人を呼んでは消費していく。

もうにぎやかでテロップだらけのテレビには戻れない身体になってしまったと思っておりました・・・。

 

ちなみに今聴いているラジオ番組は下記参照。

 

gucchi22.hatenablog.com

そんな私ですが、年末年始ともなるとさすがに時間があり余り、テレビに目を向けます。

テレビ局も気合を入れてくる時期なので、それなりに面白い番組もいくつかありました。せっかくなので、同志がいると信じ深夜ラジオリスナー好みと思われる番組をいくつか紹介します!中には年末年始全く関係ない番組もありますのであしからず・・・。

 

1.ねほりんぱほりんNHK Eテレ

www4.nhk.or.jp

山里さんYOUさんがMCを務めるこの番組。

テーマを設定し、一般のゲストを呼んでトークをするのですが、出てくる話題のヤバさが半端ない。
顔出ししてたらとてもじゃないけどできないぶっちゃけ話を引き出します。
犯罪歴やら、虐待を受けた子の親子関係やら、際どい話がバンバン飛び出す。

でも人間は一切出てこないので、生々しさが中和される感じが絶妙。
こんなにもたくさん知らない世界があったのかと気づかされます。

ゲストと、山里さんYOUさん、多くても4人程度の座談会形式、
顔は見えない中で、ノンフィクションの話の面白さで楽しむという意味では、
ラジオリスナーと非常に親和性は高い。
山里さんの語彙力もさることながら、モグラの人形になっても漂うYOUさんの自由奔放なオーラがすごいです。
この人だったらニュートラルに受け止めてくれそうだ、という安心感があります。

私的おすすめ回はこの3つ。
・元極道
・養子
LGBTカップ

元極道で誕生した「女をソープに沈める」というのはなかなかのパワーワードでした…。

 

2.激レアさんを連れてきた(テレビ朝日

www.tv-asahi.co.jp


言わずと知れた超メジャー番組ではありますが、入れておきたい。
こちらも、ユニークな人生を送ってきた人をゲストで連れてきてトークしていく形式ですが、弘中アナ特製のフリップ?を用いながら手作り感満載でゲストの人生を紹介していきます。


弘中アナ超面白い。

 

なんだろう。アナウンサーらしからぬ強心臓と笑いのセンス。
ゲストの人生も相当ユニーク。
ただ、スタジオゲストは有名な方や告知目当ての俳優も多い、よりマス向けの内容です。

では深夜ラジオリスナー的にはどういう楽しみ方をするか。
それはズバリ、
素人のゲストの方や弘中アナが予期できない発言をする中で
見事にテレビらしい笑いに持っていく若林さんのコメント力に注目する!

弘中アナの進行、独特なゲスト選び、だけであれば深夜番組枠だったでしょう。

(いや、深夜番組なんだけど、3時間スペシャルとかやっちゃうくらいだし)
若林さんのコメント力あってのマス向け番組と言えます。

ラジオリスナーとしては、「テレビの若林さんが頑張ってるな・・・」とナナメに観るのがオススメです。リトルトゥースならわかるはず・・。

 

見どころ:
テレビらしい予定調和を維持しようと奮闘する若林さん

 

3.勇者ああああ (テレビ東京

www.tv-tokyo.co.jp

アルピー司会のゆるゆるゲーム番組。
提供はスクエニですが、スクエニのゲームはそれほど登場しないスポンサー泣かせの番組です。
必殺技コマンド出せるか挑戦したり、敵と戦わずにステージクリアを目指したり
とにかくゆるゆるで何も考えずに見れる番組です。笑

 

深夜ラジオリスナー的には見どころが大変多く
・アルピーのテンションがラジオそのまま
・ナレーションが三四郎 相田
・ゲストにラブレターズ、ニューヨークだの、分かる人には分かる人選

・・・それもそのはず、作家としてアルピーラジオの作家でおなじみ福田さんが参加しているのだ!

深夜らしいゆるゆるさが売りのこの番組ですが
唯一熱さが感じられる「ゲーマーの異常な愛情」は番組の中でも人気が高いコーナーです。
ゲームを愛する芸人さんがプレゼンスキルを駆使して一押しゲームを紹介するんですが、これがまあ、本当に面白くて。


実際に買いそうになったこと多数。(ゲームはやらない派なのに)

特にUNDERTALEが紹介されたときはプレゼンうますぎて関連Wikipediayoutube見まくってしまいました。
それを紹介してたのがなんと芸人さんではなくテレ東のアナウンサーというね。
彼の夢はe-sportの実況という新世代のアナウンサー。全力応援。

 

私的オススメ回は断トツでこれ:
ゲーマーの異常な愛
ペンギンズ ノブオ、テレ東 田口アナ回

 

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以上、

なんだよ、超メジャーな番組じゃねーか。

というか、3つとも好きなパーソナリティがMCしてるってだけじゃねーか。

と言われればそれまでですが、深夜番組リスナーというニッチな層に向けて、オススメのテレビ番組でした。

 

内藤哲也を語りたいー棚橋の二番煎じに見えた過去

今年のイッテンヨン

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毎年恒例、新日本プロレスの年始興行イッテンヨン東京ドーム。

残念ながら現地で観戦はならなかったけれど、その盛り上がりはTwitterを通して十二分に伝わってきました。

以前この記事でも長々書いた通り、プロレスは好きで不定期で観戦しております。

 

gucchi22.hatenablog.com

 

正直ここのところ、専らWWEでASUKAや真輔を応援していたのだけど、久しぶりに新日の試合をテレビで観戦することができました。

さすがG1と並ぶ目玉公演、どの試合も見応えがある試合です。新日らしい、ガチンコとショーの狭間をうまく演出していて、久しぶりに観る身としては「ああ、これこれ」という感覚。ケニーのアンテ入場、片翼の天使コスは個人的に大変盛り上がりました・・・。

オカダ対ジェイ・ホワイト、メインの棚橋復活劇も大変胸熱でしたが、私にとって一番魅力的に映ったのは内藤vsクリス・ジェリコ戦でした。

ジェリコの見せ方、ショーの盛り上げ方も素晴らしかったけど、なんといっても内藤が纏うオーラがもう、

 

素晴らしくて

 

入場からもう存在感。

このリングの、ドームの中心は俺だ、と言わんばかりの自信に漲ってて、ファンもそれに呼応して。

戦い方もヒール同士らしくパイプ椅子やら竹刀やらが映える映える。

WWE脳としてはもう少し激しく反則技繰り出してくれても良かったけど、その辺がショープロレスとの境目なのかもしれない)

デスティーノの見映えの良さもたまらない。

体の使い方が複雑かつ流れるようで、技が決まった瞬間テレビに向かって「うわ、美しい・・」と呟いてしまいました。

 

棚橋二号のようなベビー時代

語りつくされているであろうことは承知の上で、内藤について私が感じてきたことを語ろうと思います。

5年前ほど前、私が新日を観始めた頃、内藤哲也は今の状態からは想像もつかないようなザ・ベビーフェイスのレスラーでした。

正統派レスラーだった中邑真輔が今の独特のスタイルを築き上げていったように、プリンス・デイヴィッドがWWEではフィンベイラーと名乗り、たまにDamonなるキャラで人外の姿を演じているように、レスラーのキャラチェンジはよくある話ではあります。

ただ、5年前の内藤の姿はすごく記憶に残っていて。

第一印象は「すごく身体能力が高くてプロレスが上手い選手」でした。

その頃内藤はすでにタイトル戦線に絡む新日の顔の一人です。

ただ、上手いのに、ベビーなのに、酷い時はブーイングさえ受けるほど、ファンからの支持が得られていませんでした。

その理由は明確には分かりません。人気の有無なんて言語化できるものじゃない。

ただ、「華が足りない」ことは確かだったのかもしれません。

真面目な性格が試合からもリング外のスタンスからも伝わってきて、世界観が作れていなかった、プロレス好きな少年がそのまま努力して上手くなったそのままというか。

白くてキラキラめの衣装も、少しロック調の入場音楽も、コーナーから飛んでかける必殺技も、どこか逸材・棚橋の二番煎じのようでした。(フィニッシュなんかは今見ても棚橋より全然美しかったんですけどね・・)

団体はもしかしたら、「棚橋の後継者」という位置づけで内藤を推していきたかったのかもしれません。ただ内藤は棚橋よりも圧倒的に真面目(棚橋が真面目でないという意味ではなく、売りにできるチャラさのようなものが無いという意味で)だったように思います。

同じことをやるなら本家を超えないと支持は得られない。

そんな内藤の姿に、本当にもったいない、と感じたことを強く覚えています。

ただその壁を乗り越えるのは容易ではないのだろうな、とも。それは「カリスマ性を身に着ける」という途方もないプロセスだから。

 

カリスマ性への挑戦

暫くの期間を経て戻ってきた内藤はこれまでのベビー路線から一転、これまでにないヒール像を引っ提げて帰ってきました。

いつまで経ってもリングインしない。

パレハとか言ってマスクを取っても正直よくわからないレスラーを仲間として引き連れて

なんだか長い名前の団体(ろすいんごぶれなぶ・・・・)に入ったらしい。

そこにはベビー時代のキラキラスタイルよりも断然輝く内藤哲也がいました。

分かりやすく、特徴のあるキャラクターをつけて、内藤の真面目さを以てキャラを演じ切る。誰かの二番煎じではなく、誰もやったことのない、まだ見たこともないスタイル。次に何が出てくるのか分からないわくわく感、高揚感。

加えて、元から備わっているプロレススキルもまた、デスティーノという独特かつなんかかっこいい動きの決め技で存分に活かされていて、「あ、これ、掴んだな」と。(関係ないけどデスティーノっていうネーミング最高ですよね・・)

正直、この期間にどんな葛藤があったのか、誰からどんなアドバイスがあったのか、実際のところは分かりませんが、きっとレスラーとして最も脂が乗る時期に「内藤哲也」として誰よりも輝くために、様々な方向性を模索して、受け入れられなかったらこれまでのポジションを失うリスクを冒してでも、独自の路線で挑戦することを決断したのだと思うと。そんなんもはや、

泣ける。

イッテンヨンでは幾度となく「カリスマ」と称された内藤哲也

当初思い描いた形ではないかもしれないけれど、新日の一時代を築いた棚橋弘至にも負けない存在感を確かに放っていました。

ただ私たちはその「カリスマ」が多くのブーイングの上に、葛藤の上に、挑戦の末に内藤が勝ち取ったことを知っている。

多くのカリスマは気付いた時には既にカリスマで、どこか自分とは違う世界に生きる存在のように思えるものです。

内藤も最近のファンからすれば十分そういう存在なのかもしれません。

でもイッテンヨンでのジェリコとの激闘の後、ヒール転向前と同じSTARDUSTが流れるのを聴いて、確かに同じ、一人の「内藤哲也」が変化する軌跡を目にしてるんだと感慨深く思わずにはいられないのです・・・。

 

イッテンヨンのVTR見つけたけどここで書いたこと暗に内藤が全部言ってるわ・・・。

www.youtube.com

語り尽くされてる気もするけど、やっぱり書いておきたかったのです。

男女で違う恋愛相談の中身ー「もっといい人いるよ」は女子会用語か

男女の生態差異について

このブログの中で一番(というか唯一?笑)一般検索でヒットしている記事がこの記事です。

gucchi22.hatenablog.com

 マッチングアプリの実態に対する興味の高さもさることながら、男女が惹かれるもの、求めるもの違いにここまではっきりと差異が見えたことも、この記事がヒットしている一因かと思います。

この前、彼と話をする中でまた「男女の差異」についてはっとすることがあったので、備忘として書き記しておきたいと思います。

 

「もっといい人いるよ」って言わないの?

年末の時期になると増える忘年会、飲み会の類。

職場の人との女子会が相当盛り上がり

どんなこと話すの、と聞かれ。

「大体は恋愛の話だねー。彼女がいる男の人と関係を持ってる子がいて、その話で盛り上がった!絶対もっといい人いると思うんだけどね・・・。」

と話していたところ、

 

「あー男で集まるとそういう話にはならないねー。」

どっちかというと、「お前ごときが何言ってんだ」って突っ込むことのほうが多い。

 

30代後半の男性、という年齢的な要素も一因かとは思いますが、聞けば、男性の間で行われる恋愛話は「いやーこの子いい子なんだけど、こういうとこが気になるんだよねー」的な話が多いらしい。

それで、「お前ごときが何言ってんだ」っていう話になる。

ちょっとしたことだけど、興味深い違いです。

 

女子会の頻出ワード「もっといい人いるよ」は、遡れば今の彼氏との関係に何かしら辛い要素だったり満足できない要素があるからで、そこにたどり着くまでには今の関係について語る必要がある。本気で誰かのことが好きで辛くて、救われたいと思う時に男性同士で相談するって確かに想像しづらい。

女性に関する弱みを曝け出すということは尊厳に関わることであり、相談相手のことを相当信頼してないと切り出す気にならないのは想像に難くないところです。

それに、ここからは想像だけど、男性が悩みを相談するからには、解決策が求められる。女子会なら「わかるー」「もっといい人いるよー」「そうかなー」てなやり取りで十分楽しめるけど、解決策を考えてしまいがちな男性の特性からすると、恋愛の悩みはグループで盛り上がるには適していないのかもしれない。

逆に、「AちゃんとBちゃんどっちもいいんだけど・・・」「お前が言うな」っていう一種の自尊心を高める、マウンティングのし合いの方が、話のネタになるっていうのは納得感があります。

 

当然男性だって真剣な恋愛相談をする機会はあると思いますが、女子会のようなノリでは発生しないのだろうな。

自分が当然だと思っていたことの外を知る感覚は面白いと思うのでした。

ロジカルシンキングはなぜ大事なのか - しがないコンサルタントの視点から

ロジカルシンキングなにがうれしいの

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久々にラジオではない話を。

昨今の就活戦争や頭の良さそうな経営者の発信により、
なんとなく

ロジカルシンキング=正義、頭いい

の考え方が世の中に広まっているように思います。

「ロジカルな人を採用します」
「プレゼンはロジカルさが命」

ある程度意識の高いコミュニティにいると、こういった文言を頻繁に目にします。

かくいうコンサルタントという職業もロジカルシンキングは切っても切り離せない関係にあります。
というか、それの最たるもの。

ただ、ロジカルシンキングができる、ロジックを考えることができると何がいいのか、なぜ大事なのか。
実感を持って言葉にできる人はあまり多くないのでは、と思います。
確かにロジカルな人、と言われる人は頭良さそうだし、ロジックは大事だと上司にも言われる。
でも何がそんなに大事なのか。
「なんとなく、それっぽいから」
で止まる方も多いのでは。

私もコンサルタントの端くれでありながら、ロジカルシンキングに関しては本当に、「なにそれおいしいの」からスタートしたクチです。
ロジックとは何か、を理解するのでさえ時間がかかったのですが、ロジカルシンキングとは、的なことは語りつくされているのでここでは割愛するとして。

ロジックを作るということが、コンサルタントにとってなぜ大事なのか、実感したことを言語化しておこうと思います。

コンサルなりたての方、コンサルになってみたい方、ロジカルのもてはやされぶりを不思議に思っている方なんかは読んでみてください。

 

ロジックを大事にする3つの理由

私が思うに、コンサルタントがロジックを大事にする理由は以下の3つです。

1.所詮大した思考なんてできないから(思考を広げる/深めるため)
2.よそ者だから(納得してもらうため/情熱や地位の代替)
3.死にたくないから(建設的な議論をするため)

えらく悲観的に書いてますが、ネガティブな記事ではありません。笑

 

まず1から。どういうことなのかと。

コンサルタントにとって、成果物を生み出す際に使える武器は、
①会社として蓄積された知識と経験
②個人として蓄積された知識と経験
③頑張って考える
の3つくらいです。実際割合としては①10% ②20% ③70%ぐらいでしょうか。
何が言いたいかというと、頑張って考えなければいけない場面がたくさんあるということです。

じゃあコンサルタントの人は多くの人が驚くほど頭がいいのか。
月〇〇〇万ももらうほどの思考力を皆持っているのか。

そんなわけない。

そんなわけはないけれども、少しでもお役に立てる思考ができるように、いろんな工夫をします。

ロジカルシンキングもその一つです。


「今この1つの事柄だけに集中してるけど、それだけでいいんだっけ、他にないっけ。」(網羅的視点)
「これがいいって言ってるけどそれってなぜだっけ。」(深堀の視点)

こんな問いかけをすることによって自分の中で忘れていたことを思い出したり、新しいアイディアを引っ張り出したりできます。

いろんなフレームワークを持ち出してみたり、なぜ、なぜ、って問いかけてみたり、そうすることによってなんとか稚拙な思考力をレベルアップさせています。
実際、直感的に動くよりも、一歩立ち止まってこういう工夫を加えると、思考の筋が俄然よくなります。
逆に言えば、思考の質を高めないのにフレームワークにあてはめてロジカルな気分、とかはあまり意味ない、とも言えるかも。
完璧なロジックツリーはいらなくて、1つや2つ、今まで考え付かなかったことを考え付いたらそれで十分。

 

次に2の「よそ者だから」
これはどういう話かというと、
コンサルタントは会社の困りごとや達成したいことを支援する職業です。
そのためには自分たちがいくら頑張ってもそれだけでは到底だめで、結局のところお客さんに動いてもらわなければいけない。
で、人はどういうときに動くかというと、

・熱意や情熱に共感した時

・上の立場の人に指示された時

・本当に必要だと納得できた時

の3つぐらいしかない。

その上で、会社の上司でもない、生き死にを共にする関係でもないよそ者のコンサルタントという立場では、
3つめの方法に頼るしかないのです。


どこかのカリスマ経営者のように「直感的に間違いない!次に来るのはxxです!」といくら外部の人間が熱く語っても
共感を得るのは至難の業です。(大分関係が深い場合には可能かもしれませんが)
じゃあどう納得してもらうのか、説得力を作るのがロジックです。

ロジック的に繋がった話、漏れが無い話には、人に理解してもらう力があります。
言い換えれば、ロジックが繋がっている状態は、誰から見ても事柄の因果関係が分かる状態、ということでもあります。
どうしてこう思うのか、なぜこれを挙げたのか、結論に至るまでの道が分かるので、「確かにそうだな」と思ってもらえるのです。

これに関しては本当に実感することがあって
直感的に出した結論と、ロジカルに積み上げて出した結論とが全く同じだったとしても、
相手の頭で考えても同じ結論が出るか、という視点が大事になってきます。
人は究極的には自分で考えて出した結論しか納得できないものです。

そのためには自分が辿った道と材料を相手の頭に合わせた粒度で示す必要がある、ということなのかと。

 

最後に3の「死にたくないから」

これは上司の言葉なのですが、どういうことかというと。
私たちにとっての「死」それはお客さんにとって価値あるアウトプットが出せず、信頼を失う、という事態です。
私たちの死のリスクが高まる瞬間、それはこういう時です
・前提が間違っていた
・仮説の当てが外れた
・必要な情報が欠けていた
・・・
おお、死のリスク多すぎる。考えてたら怖くなってきました。

そんな不慮の事態において、ロジックは救命胴衣の役割を果たします。
仮に前提や情報が不足していたとしても、なぜこの結論にたどり着いたのか、数ある選択肢の中からどうやって選んだのか、といった過程が示されていれば、
変更になった部分の影響がどこに及ぶか、自分たちにもお客さんにとってもわかりやすくなります。
ここの部分が違うということは、AではなくBという結論になりますね、といった具合に。
変更を踏まえた建設的な議論に繋げることができるのです。
余程不合理なお客さんでなければ、次のチャンスで挽回すればなんとかなります。

これが、ロジックが十分に示されない状態だったとしたら、前提違う=結論違う=やり直し/信頼できない ということで死です。
こわい。
アウトプットを修正可能な状態にしておく、というのはとても大事なことです。


ロジカルならそれでいいってわけじゃないけど、ロジックまじ大事

仕事においては、コミュニケーション能力だとか、直観力だとか、マネジメント力だとか、本当に色々な要素がかみ合ってパフォーマンスに繋がるので、
ロジカル至上主義、ってわけではないのですが、
やっぱり使えると世界が変わる能力だな、とつくづく思います。
超苦労して、やっと使えるようになったっぽい初心者ですが、だからこそその効果を実感するのかもしれません。

どうやって気づきを得たか、というところもまた書きたいところ。
コンサルタントでなくても、研究してみる価値はありますのでぜひ。

 

 

ラジオ好きがVoicy聴いてみた - 小腹を満たすお菓子的なコンテンツ

Voicyとは

voicy.jp

私の理解では、ラジオ版YOUTUBE

5分前後の音声コンテンツを配信・聴取できるアプリです。

(多分)誰でも登録できて、話したいことを録音して配信できる。

すみません、正直機能についてはよく調べたわけではないので、公式サイトを参照してくださいませ。。。

画像やら動画やら、視覚的なコンテンツがどんどん進化しているこのご時世、敢えて音声だけ配信するというラジオ形式に心躍ります。

見てみると、既にネット上の有名人の方が数多くチャンネルを持っていらっしゃる。

はあちゅうさんのリスナーは既に1万弱に近い・・小コミュニティができつつあります!

ラジオに比べたら当然まだまだ小さい小さいコミュニティですが、YOUTUBEやTikTokの広がりを見ると、可能性は感じられます。

ラジオ好きとしては、どういったコンテンツが提供されていて、どんな体験を目指しているのか、究極的にはラジオの代替になり得るのか、気になるところです。

 

早速聴いてみた。声が持つ情報量

早速ランキング上位の方の放送をいくつか聴いてみました。

ランキング上位というと、はあちゅうさん、イケハヤさん、経沢さん・・・意図してなかったけれどなんともツイッター映え。

その他元々存じ上げなかった方も数名。

いくつか聴いてみてまず思ったのは、「この人こんな声してるのか」という、身も蓋もないこと・・。

身も蓋も無いんですけど、でも、声が持つ情報量は如実に感じました。

文章でしか知らなかった、いわば私の中では二次元だった、はあちゅうさんやイケハヤさんが、急に三次元の、温度を持った人として私の前に現れたような感覚です。

メディアごとに「人」が具現化していく度合いを表すとしたらこんな感じでしょうか。

 

文字<写真<<<<<<声<動画<<<実物

 

声が運ぶ人の雰囲気、空気感は重要なんだな、とつくづく感じます。

 

声の話で言うと、イケハヤさんの声が意外とタイプでしたが、話してる内容に共感できなかったのが残念です。いい感じの声に嫌な感じで煽られたので不思議な気分になりました 笑

ふと、平たくファンを増やすなら、声が運ぶ人となりを一旦置いておいて内容勝負できるという面では、ラジオよりも文章や写真で増やす方が容易かもしれないと感じました。

 

その他気づいたこと

  • 5分前後の長さは手軽で聴きやすい
  • アプリの操作は直感的でない部分がある(過去放送への遷移とか)
  • が、音声は問題なし
  • 今時点のコンテンツはブログの音読に近いように感じる(ブロガーさんが多いからかな・・)分かりやすいタイトルを付けて、段落区切って、意識高めな層を狙って・・。
  • 個人的にはもう少しその人の自然体が聴きたいけど、放送として構成するのは難しいんだろうな

今の時点では当然ながら、ラジオの代替とまではいっていないようでした。

一番の違いはやはりコンテンツのクオリティでしょうか。話術の引き出し、構成といったところがまだブログの延長だと感じるところです。

が、これは思考錯誤してどんどん進化していくんだろう、と感じるところでもあります。

コンテンツクオリティについては、ネット放送がコンテンツだけは結局テレビ局に頼っているように、ラジオと同じレベルまで達するのは難しいのか、はたまた。

加えて、優良なコンテンツをどう評価するのか、パーソナリティとユーザをどうマッチングしていくのか、気になるところです。

 

激かわパーソナリティ発見

何はともあれ、もうちょっといろんな人の声を聴いてみたいので、Voicy探ってみようと思います。

あと、最後に書いておきたいのが、偶然出会った激かわパーソナリティについて・・

ハルカナさんというデザイナー?の方の声がもう、

かわいい。癒し。正義。

ちょっと空気が抜けるような声で、癒される優しい声、かといってぶりっこめいてもいない、とても素敵な声なのです。。

voicy.jp

ぜひ聞いてほしい。。

新しいラジオに触れたラジオ好きの感想でした。

なぜDJ松永は愛おしいのか - 健全な中二病のような何か

Creepy Nutsが相変わらず面白い

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今期深夜ラジオラインアップの中でも私の中で一押しCreepy Nuts

1DJ1MCの音楽ユニット・・・がどういう意味かはよく分からないですが、

毎週オールナイトニッポン0を2回ずつ聴いて、Spotifyでアルバムをリピートするぐらいには好きです。

番組の魅力自体は前のブログでも書き綴っているので割愛するとして、番組レギュラー化4回を経て、二人の人となりが少しずつ見えてくる中で感じたことを書きたいと思います。

私と同じことを思う人がどれだけいるのか甚だ疑問ではありますが、最近思うのは、

DJ松永が愛おしい

ということ。

顔がかっこいい!とか声が素敵!といったアイドル的な話ではないのであしからず・・。

好きなラジオパーソナリティで言うと、オードリーの若林さんだったり、朝井リョウさんだったり、社会に対して斜に構えて考えを巡らせるタイプの方が好きで、その2人と仲がいいことを考えると松永さんにハマるのも必然ではあるのですが、その2人とはどこか違う。

愛おしいなんてなかなか使わない言葉ですが、前回の放送を聴いてふと思ったのです。なんだこの人かわいいな、というか守ってあげたくなるというか、憎めないというか。

人として応援したくなるというか。

なんとも形容しづらいのですが。

特技を披露するステージでまさかのリフティングを披露させられたり、リスナーにじゃない方認定されたりと、ラジオコミュニティにいい感じにいじられてる。

なぜだろう。

確かに、一回目の放送からぶっ飛んでる感丸出しだったり、DJなんていかつい感じの職業の割に、いじり耐性があってとっつきやすいっていうギャップがあったりなんかは分かりやすい愛され要素だけど、なぜ「愛おしい」という感情を生み出せるのだろう。

 

中二病的な真っ直ぐさと大人の客観

私なりの結論はこういうことじゃなかろうかと。

DJ松永には、中学生的な真っ直ぐさがある。かつ、それを正直表現することを厭わない。

自分が考えたこと、好きなこと、嫌いなこと、そういうものがはっきりしていてある種妄信的で(ユニクロとかね 笑)かつすごく正直に表現する人だなと。

カラオケで洋楽歌ってかっこいいと信じ切ってたとことか

スーツが正装だって貫いてるとことか

自分がいいと思ったことに対して真っ直ぐで、こんな表現は嫌がられそうですが、一生懸命なんだなと。

大半の人は、ほんとはかっこいいと思ってる黒いロングコートとか、ヒーロー映画とか、なり切って服着たりしてみたいんだけど、恥ずかしくて言えなくて、胸の奥にしまってる。

思春期の黒歴史、と呼ばれたりするけれど、そういう「ちょっと痛い」考えが社会に矯正される前の、自分の中の素直な感情なんだと思うんですよね。

DJ松永はそんな社会に矯正される前の感情をそのまま表現している感がある。

自分の中にも少なからず存在する曝け出せない部分を、素直に曝け出している、だから可愛いし応援したくなる、のかもしれない。

それにもちろん、「ただ中二病の痛い人」ということではなく、ちゃんと大人になる中で、何が社会に受け入れられて、何が受け入れられないのか、理解して客観視できる状態だから、中二的な感情を笑いに変えたり、一歩引いてみたりできるのだと思う。

自意識が強くて、社会と自分の関係を意識しながら生きてきてるという意味では若林さんと朝井さんと近いんだけど、松永さんにしかない真っ直ぐさがすこし違うと思わせるのかも。

こういう人が超常識人かつ頭の回転早すぎなR-指定と組んでるっていうのがまたいいバランスですね。

 

「じゃない方」が面白いラジオは面白い

特に松永さんが「じゃない方」だっていう認識はなかったけれど、先週のリスナーさんが言ってるのを聞いて確かに世間的な知名度で言ったらそうなのかもしれない、と気付いた次第です。

ただ、じゃない方が面白いラジオはどんどん面白くなっていくので今後も期待したいところ。

gucchi22.hatenablog.com

ところで最近童貞発言無いけど脱出したのかな。

ワーカホリックが「働き方改革」に思うこと

私は仕事が大好きだ

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世で「働き方改革!」が叫ばれて久しい。

電通の過労死事件後、日本企業の働き方を変えるべく政府が頑張っている。

頑張っている政府を見て、うちも頑張らなきゃ、と謎の義務感から多くの企業が何等かの取り組みを行っている。確か大企業の7割が働き方改革に関連する取り組みを行っているらしい。

中でもフォーカスされるのは長時間労働の是正、ワークライフバランス、リモートワーク、といったもはやバズワードに近い施策の数々。

従業員からの支持も得やすくとっつきやすいからか、この辺をとりあえずやってみよう、という企業が多い。

一方で私はこういった世間の動きに拭い切れない違和感を抱いている。

 

もちろん、こういった議論でよく出てくる、「何のために働き方改革をやるのか、目的が不明確だ」とか、「何をすれば働き方改革なのか、しっかり定義できていない」とか、「自社に合った施策をやるべきだ」とか、そういうことも当然主張したいところだけど、既に語りつくされている気もする。

それよりも問いたいのは、

「みんなそんなに仕事嫌なの?」ということ。

仕事の時間は短い方がいい!というのが当たり前の前提とされている感があるのだけど、

ワークとライフを分けることにそもそも違和感がある。

私にとっては、仕事をしていく中で得られる一つ一つの達成感だったり、誰かにとっての価値を生み出せている、と感じられることだったり、その中で形成される同僚だったりお客様とのコミュニティが、生きていく上でものすごく大事なことだったりする。

勿論家族と過ごす時間はとても大事だけど、仕事が無かったら私のライフは成立しないとも思う。

ワークとライフを分けるべきじゃない、というのは、プライベートに仕事を持ち込みたいとか、長時間労働いいよね!、とかそういうことではなく、ワークはライフに対する阻害要因である、といったゼロサム論には違和感がある、ということ。

まあ、でも、分かるんですよね、今まで長時間労働を辞さない姿勢を取る経営者が多かった、という文脈で、極端に逆に振ることで変化のテコにしよう、という意図もあるだろうし。

 

選択できる、選択肢を持てるということ

じゃあ結局どうしたいのよ、どうしてほしいのよ、と私が問われたなら、一人ひとりが働き方を選べることが大事なのでは、と思う。あれ、書いてみたら案外月並みで落ち込む。

たくさん働いて成果を出して上に行きたいとかお金もらいたいとか思う人はそうしたらいいと思うし、ガツガツやりたくない人はそれを選べればいい。

一人ひとりのニーズに合わせた業務の割り振り、それで成果を最大化できるチーム・組織の構成、制度の設計、あと何よりも、そういう仕組みが組織の利益を最大化できる、と信じられるようになること、が達成できたら理想。

これは本質的だけど超難しい。

日本には画一的であることが正、という根強い文化があるから、「自分は頑張ってるのにあの人は」とか、周りと違う行動に対する耐性が弱い。周りがどうしてるかじゃなくて、自分はどうしたいのか、まずこの問いに答えられるサラリーマンが少ない。

組織のために真面目に己を捧げられるからこその弊害だとは思うけど。

労働時間、賃金、評価といった衛生要因だけじゃなくて、やりがいや達成感のような動機付け要因も含めて、何が自分にとってどれくらい大事なのか、どう働けたらハッピーなのか。

 

他方、組織設計するマネージャーにはメンバーの理解がものすごく求められるし、制度もカスタマイズすればするほど複雑になっていく。

そういう意味では組織マネジメントもマーケティングに近くなってきてる。より個人にテーラーメイドした形になってくる。

でもこういった動きは「できたらいいよね」というよりは「やらなきゃ死ぬ」っていう域に達するんだと思う

・人材の流動性はどんどん高まっていく

・人材不足の状況が続く

選択の権利が労働者側に移っていくとしたら、企業側としては従業員向け競争力を高めていくしかないよね。

ビジネスの原理がwin-winの関係を作ることであるように、組織にとって、個人にとって、お互いのメリットが最大化する状態をいかに作れるか。

労働力を提供する側としては、選択肢を持てる状態にあること(≒市場競争力を持った人材であること、か、もっと楽な考え方をすれば、よりよい環境を求めることを厭わないこと)は常に考えていたい。

 

働き方改革ブームをミクロに捉えてそんなことを考えてる。